敦煌でらくだ礼賛。

鸣沙山、月牙泉なる景勝区が敦煌にあります。
地元の人は5元で観光客80元という激しい価格設定です。

敦煌は映画『敦煌』で有名になり、90年代ちょい前に人気が最盛期だったそうです。気が付かなかったのですが、「ひとたびはポプラに臥す」もシルクロード旅行記で敦煌を通ってるんですね。
何だか具体的なイメージがないけど、名前は何だか売れている、というのが敦煌のイメージでしたが、けっこうこてこての観光都市でした。

そして、このベタな観光地っぷりが好きになりました。
市街は適度にコンパクトだし、
見所は鸣沙山の他にも三大石窟の一つの莫高窟（本来、順序が逆）がある。
本当に沙漠のど真ん中にある感じです。

何より、らくだに乗れる。。これは外せません。
イメージのまんまの沙漠を、らくだでのこのこ移動できます。
これはしびれました。。隊商もマルコポーロも三蔵法師も猪八戒もえらいですが、とにかくらくだが一等えらいです。
トルファンにいたロバの時も思いましたが、生来よほどがまん強い生き物なんでしょう。らくだがもう少し反抗的だったら、人類はもう少しみじめな生活を強いられたろうとおもいます。
らくだ的人類。

ちなみに、らくだはしゃがむとき前脚のヒザをがくんと折ってついて、そこから三段階くらい経てしゃがみこみます。らくだ集積地は、田舎のじいちゃんちの牛の納屋のニオイがします。（要はふんがすごいです）

　らくだまり。

空港から乗ったタクシーの運転手氏の車を一日チャーターして、白马塔にも行ってみました。

小1時間ほど、観光客がぼく一人でした。
店のおばちゃんもみんな全然やる気がなくて、店番さぼってみんな麻雀してます。ツアー客が来ると、みなしぶしぶ店先に立って、またすぐ戻ってきます。

最高です。。
17元も取って塔がぽつんと立ってるだけの場所ですが、運転手氏に怒られるまで麻雀見てました。

敦煌に限らずですが、中国の人はひまなとき大抵トランプやってるか麻雀やってます。長い夜を屋外でジャラジャラやりながら語らって過ごす、、最高の贅沢ですね。イメージとしては、鎌倉の小町通りで店番のおっさんとおばさんが見物人巻き込んでのんびりわいわいゲームやってる感じです。
古き良き、というか人生ゆっくり楽しんでるなぁという印象でした。

残念ながら天津や北京では、あんまりこういった光景は見られません。
（たぶん、屋内でやってます）

すごく久し振りに、暑中見舞いを書いてお土産付けて出してみました。
発送費がお土産代より高くつきかけました。
これだから常識知らずってこわいです。

夜は、夜市でまたシシカバブーです。天津にはなんでないのかな。。
（追記：ありました。。甘栗丼さんのブログはすごいっす）

「2本ください」と言ったのに、どう発音がまずかったのか、串20本とビール（でも合わせて15元≒225円！）が出てきました。
ここまでくると、「何で？」を通り越して完全に意味不明です。
食べましたが。