思いつかないので保留

中国語のことわざ、四字熟語（"成語"）、慣用句（"习惯用语"）、等々には、
古典、故事が元になったものがとても多くあります。
横山三国志とか項羽と劉邦に慣れ親しんだわたくしとしてはなかなかに興味深い。

ということで、纏めがてら列挙。以降追加予定。

【三国志】
・周瑜打黄盖，一个愿打一个愿挨
－周瑜が黄盖を叩く、叩きたくもあり叩かれたくもある、赤壁の故事による
⇒お互い知っての上だ、納得ずくだ

・乐不思蜀
－洛陽に移された劉禅が、魏の司馬昭に蜀を想い寂しくないかと聞かれ、ここは楽しいので故郷のことは思い出しまへんと答えたことによる
⇒楽しんでいて故郷に帰ることを忘れる、うかれて本業を忘れること

・说曹操，曹操就到 / 说着关公，关公就到
－曹操（関羽ver.もある模様、关公＝関羽）のことを話していると曹操が現れる
⇒噂をすれば影

【項羽と劉邦】
・人为刀俎，我为鱼肉
出所不明瞭、、たぶん鴻門の会で劉邦が項羽にこう言って命乞いした、はず
⇒生殺与奪の権を握られること

・项庄舞剑，意在沛公
－鴻門の会での故事による、项庄が剣舞をしたのは、劉邦（沛公）を殺す為だ
⇒表面上の名目とは別に本当の目的が別にあること

・成也萧何，败也萧何
－劉邦の功臣、萧何が絶大な裁量権を持っていたことに由来、成功も失敗も萧何しだいだ
⇒勝敗の鍵や成否が一人の人によって決まる

【ほか】
・姜太公钓鱼，愿者上钩
－姜太公（太公望のこと）が釣りをする→彼は渭水で真っ直ぐな針で世を避けて釣りをしていた→だから、針にかかった者（周の文王）は自分から好んでかかった者だ
⇒自分でわなにかかる、自ら望んでの上だ；自発的なものだけ集める

・三十六计，走为上计
⇒三十六計逃げるに如かず

・胜败乃兵家常事
⇒勝敗は兵家の常だ

・知己知彼，百战百胜
⇒己を知り敵を知れば百戦危からず

・・・

ま問題は、これがどれだけ実際の会話で使われているのか、使えるかワカランってことですね。
うーむ。本当に机上の知識だな。
少なくとも日本よりはこういう系の根付き度が高くて、広く知られてそうなのと、道場拳法の間は道場でせっせこやろう、仕事になったらまたその時使えるか試そう、と斯様に思いがんばっております。

今日の名言③：サラリーマンと学生に就いて
『事件は現場で起きているが、拳法は道場でやっている』