中国で働く女性について

中国へ来て、はや10ヶ月。

こっちで働いている日本人女性とお話しする機会も多うございますが、
乱暴に一言でまとめてしまえば、
彼女たちは日本にいる同年代の女性たちより「気合が入ってる」ように思います。

こっちで働いている理由はそれこそ様々で、
中国語にはまってたり、中国的気楽さにはまってたり、（たぶん）異国恋愛にはまってたりするわけですが、さすがに日本を出る決心をして、外国で自分ひとりの力－最低限、仕事に使えるくらいの中国語力やら生活能力やら－で生きているせいか、やっぱりパワーがある感じがする。

親元を離れて日本の地方都市で頑張っている人、ともまた少し違う気がする。
このへん微妙なんですが。

もちろん彼女たちに悩みがないわけじゃなくて、きっと色々抱えてるんだとは思いますが、日本の"女の子"の悩みとは少し違うように感じられます。そりゃそうか。

日本人のおっさんに人生修業だとか言われ所謂カラオケに連れていかれ人間不信になった、、とか笑えるような笑えない話もありますが、ともかく楽しんでる女性はがっつり中国ライフを楽しんでいるようです。

んで、どうしてこうなるかと言うと、
中国は日本より女性が働きやすい、ということがあるようです。
例えば、営業マンとして女性が来ることも全然珍しくないので、取引先の担当が50歳くらいのおっさんで、女性を相手にしてくれない～、とか、むこうが女性と折衝することに慣れてなくてお互い対応がぎこちない、みたいな日本的なやりにくさがないんだそうです。

社会の意識の変化はどうしてもゆっくりなので、日本的村社会っぷりに閉塞感を感じていたり、もっと若いうちから裁量のある仕事を外国語を活かしてバリバリやってみたい！というような女性にはお奨めかも知れないです。

中国は日本より圧倒的に「男女平等」ですので。
地方にもよりますが、中国の男は料理など家事しますし、共働きが普通です。
（ダンナの稼ぎが少ないからそうなるしかないんだ、と揶揄する向きもありますが）

ところで、日本のもろもろ「不平等」についてはだいぶ普及が進んでいるようで、
日本の奥様方は仕事がなくて気楽そうで良いよね、とか、
いつもダンナ様を立ててて大変そう、可哀想、とか中国人に言われたので、

そんなことはないっ！家庭をきちんと守るというのは大事な仕事であって、決して気楽なもんじゃない。
それに実際は家庭では奥さんのほうがよっぽど強いんだぁ～～～

と言ってみたものの実際のところどうなんだろう、、
と思ったついこの頃です。まー、それぞれだよな。

も一点。「日本は男が威張っている」例として、道を歩くときに男が前を歩いて女は何も言わず付いて行ってるじゃないか、というどういう時代の話か良く分からんようなことを言われたことがありました。
まあ意識として全くない、とは言えないかも知れないな、と思ったわけですが、

と、

とある日本人のおじさんが、それは男性が先に歩いて、車が通って水がはねたり道に危ないものが落ちてたり･･･から女性を守っているんだ、男性が先に歩けば安全じゃないか、と解説した結果、その中国人は納得したそうです。

同じものごと、現象をどう捉えるか、という話しです。
どういう意識や習慣のもとにそういう発想や行動になるのか、立場を変えて考えてみると少々変わってくるかもしれないです。
やはり自分のなかの常識だけで判断してしまうと、なかなか本質は理解できない。

とまあ雑感でした。

今日の名言⑦－深夜酩酊時に生まれた下ネタについて
『天は二物を与えず。しかしいち物は与えた』