物価を考える。

中国の物価です。1元≒15円です。
現地の一般の人の感覚で捉えるには、15倍ではなく60倍にして考えろ、
と何方かに言われ、すきま風君にはめんどいから100倍にしろ、と言われましたが、さて。

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（何気に更新中）
・タクシー初乗り（天津）：8元
・タクシー初乗り（カシュガルほか西域）：6元
・タクシー初乗り（北京）：10元
・タクシー初乗り（成都）：5元

・電車特急運賃（天津～北京）：35元
・寝台列車運賃（天津～承徳）：67元
・北京の地下鉄：3元
・北京首都空港～天津市内、所要2時間のバス：67元
・北京首都空港～天津市内、個人タクシーチャーター：500元
・天津市内～北京郊外周遊タクシーチャーター：800元

・北京ダック（半匹）：30元～50元
・スターバックス（トールラテ）：27元
・森永のお菓子（Liefe）：27元（!?）
・ボカリ（500ml）：3元
・ミネラルウォーター（600ml）：1元
・天津が誇る世界遺産、甘栗一袋：13元

・語学学校の入ってるビルの昼飯：5元
・語学学校新校舎のビルのバイキング昼飯：8元
・授業料100元/hする語学学校の先生の給料：30元/h

・日本人の奥様が通われる美容院（日本人カリスマ）：160元
・日本人の奥様が通われる美容院（中国人技師）：60元
・ふつーの床屋：10元

・九寨溝・黄龍二泊三日ツアー（国慶節期）：2,800元
・四姑娘山二泊三日ツアー（国慶節期）：800元
・楽山・峨眉山一泊二日ツアー（国慶節期）：400元

高額なものは日本と変わらず高いようです。
スターバックスなんかは完全に「持てる者」狙いで来てるようです。日本でも割高感のあった価格を、そのまま持ち込んでいらしてやがられるようであります。

『邪悪なスタバ』

一方で食べ物や衣類は、安いものはモノスゴク安い。
毎日の昼飯は、もう出歩くのをよして5元の飯食ってますが、（「食ってる」という表現がぴったり来ます）けっこういけます。
　　　　　
5元のめし。おかずが毎日変わる。　　食堂のバスケットボール、じゃなくてウリ。

従って、あまり「平均」の概念が通用しない感じです。
「現地人」とか「一般の人」と言われても誰を指しているのか正直ピンと来ない。
商売をやる際には、どの層をターゲットにするか明確にしてかからないといけなそうです。中途半端だと、どっちにも受けない（或いは中間層がいるのかも知れない）。
でも13億人のうち10分の1の人に受ければ、それでも1.3億人のマーケットがあるわけで。。まさに人は力なり、ですね。

ただ、「中国人」というまとまりで括るには、人口の多さに加えて、嗜好や言語など多様性がありすぎる感じです。
これだと、強力にまとまれるのはパッと見、反日運動のときか国威発揚系のときくらいじゃないでしょうか、というのはもちろん冗談ですが、これだけの国民（人民）をまとめて行くのには苦労しそうです。一党独裁の体制で国内での論争がない以上、やはり「外」に仮想敵国というか捌け口が必要になるでしょう。

その点、マスコミの大本営発表で、ワールドベースボールクラシックとワールドカップとグラチャンバレー（無理がありますね）の時だけどうにかまとまってるような気になる日本って、なかなかに平和な人々です。小泉劇場なんかも、うまいこと「敵」のイメージを作れたところに成功の秘訣があったように思えます。

物価の話に戻りますと、
寮から語学学校までは歩いておよそ40分強ですが、毎日タクシーで通っていると言ったところ、何で歩かないorバスに乗らないの、っていうか
何で自転車買わないの？という顔つきでした。

それは、毎朝起きるのが授業開始の30分前だからです。