天津について

週末、北京と天津に行きました。

前にも書いたんですが、天津というのは他の中国の都市とは趣の違う都市に見えます。
都市には人の生活が息づいていて、人が温かくて一種独特の雰囲気がある。夏祭りや盆踊りの後みたいな郷愁を呼びます。一歩間違うと単に空気の悪い雑多な街になりそうですが、やっぱりまだ不思議な吸引力を備えているように感じます。

ある意味で、どこよりも中国らしい。
そこへ行くと北京というのは、さすがに観光地で見所いっぱい有るんですが、人が住んでる気配があんまりしないんですな。中心部にいると、この人らは一体どこから来たんだろうという気がしてくる。そのせいか、あんまり元気な感じがしなくて、う～ん何だかね、ってところでいつも終わっちゃう。

大連との比較で言うと、
大連は車社会というか、赤信号をすたすた渡ったりすると素で危険で、スピード出てます。タクシーは多くがサンタナで、硬そうで痛そうです。自転車全然いません。

天津だと、車も自転車も歩行者もてんでばらっばらに動き回るので、実に自由で動きやすい。横断歩道使う必要ないもんね。それが原因で渋滞してる気もしますが。また車・タクシーの多くは夏利（シャレード）でカタカタプスンプスン走っているので、そもそも怖さがないんです。これから上海のように猛発展する、のかも知れないですが、この人間くささは大事に残ってもらいたいものだと思います。