北京マラソンに出たの巻き

北京マラソンに出てまいりました。
今回もハーフであります。

今回は二回と、通常の二倍練習でき、うち一回は一時間走ったので記録更新が期待されましたが、ほぼいつも通りでした。

きっと北京の空気が宜しくなかったアル。

ちなみに中国人の皆さんは「アイヤー」　「アイヨー」は本当に言うけど、「アル」は言わないアル。
そりゃそうか。

どっから中国人が「アル」と言うと誤解するようになったかと言うと、
学術的には「アル化」という北京語に良く見られる舌を巻く音があって、そのイメージからなんとなく中国人はそう言いそうだということか。

たぶんこっちが正しそうなんだけども『Dr.スランプアラレちゃん』のツンさんだかスンさん一家の影響ではないでしょうか。

もう一つエポックメイキングなことに、北京には最近「南苑机场」なる飛行場が利用出来るようになったのであります。建国門から南に10km程度に位置しており、元々軍用の飛行場とのこと。設備もかなり、というか相当古くて、預入荷物の受け取りは自動でないベルトコンベアに係員が直接運んできてよっこいしょ、と置いたところに乗客が群がる、という原始的なものでありましたな。
更に、偉い人たち用に別の空港があるらしく、南苑はその予備として使われているそうです。現在就航しているのは、联合航空のみ。北京からけっこう多くの都市に出ておりますが、今回は大連-北京間がなんと280元（≒4,500円）でした。破壊的ですな。

もっとも、空港（というか基地）から市内へ向かうにはバスなりタクシーをつかわにゃならんわけで、タクシーはメーター倒してくれませんでばっちり金取られまして、これが市場原理が働かないということか、と納得したのでした。
空港周辺は地方都市と何ら変わらない、貧しい中国の暮らしが見られます。北京は南が貧しいんだ、と運転手氏は繰り返しておりました。

そういえば、マラソンのスタート前ってのはみんな緊張もしながら非常にイキイキとした顔していて、会場の雰囲気は実にいいもんです。自分が主役、自分との戦いだからね。
僕は走っていると、この周りの人たちにも人生なりドラマがあって、どういう経緯か知らないけどもこうしてここで互いの人生の線が交わって、苦しんでいるんだなぁと哲学的な感傷に浸ることがあります。

アモイで暑くてぶっ倒れている人が居たときは目が覚めたけども。

ちなみに終盤は、テキトーな曲のサビが頭の中で再生されその歌にしがみ付く状態に陥るですが、演奏される小節がどんどん減っていって、ナイナイがなんかの番組で「♪いつか最高の自分に～」とELTのネタやってたのを思い出して、そこだけエンドレス再生され終末を迎えます。

その頃になると、ああ、次回はもっといっぱい練習してから臨もう、と思い足ががくがく来てますが、まあ実際に後日やるか否かは推して知るべし、であります。

結論：一つ目のエポックメイキングが分からない。

以上