放課後

と聞くと、まず浮かんでくるのは中学の時分。
恐らく告白したかったのであろう、男子生徒が、

『放課後グランドの裏に来て』

ようやっと搾り出したのを、女の子が

『やだ』

というすげえ名言で一刀両断したという噂であります。

ほかはリンドバーグだったか忘れたけども、
『♪胸騒ぎの～　After school　うんちゃらなんちゃら～』という歌詞と旋律がやけに耳に残っているのはなぜなんだろうという煮え切らない気持ちと、あとはいかがわしいビデオやらを連想するのはいささか問題があるのかもしれない。

そもそも何を書くつもりだったかというと放課後というか退社後のことで、別に定年後のことではなくて一日の仕事が終わってからの話です。
最近は接待やらアテンドがないので、というか年始からまだ一度もないので、キチンとやれば定時で終わるのです。ということで、朝授業が苦痛な私は夜に語学学校へ行くことにし、18時に退社して「木月山」で夜飯を食べて語学学校へ行き、21時にはヒマになるという生活をしているわけです。

それでも、まだ21時。
東京の生活では考え難い。

通勤時間もほぼゼロなので、おかげで一年半日経から遠ざかってそれはそれで問題だとは思うけども、ともかく時間が作らなくともけっこうある。けれども同じように、潰さなくともすぐなくなっていく。こわいもんだ。

時間に関していうと、確か科学的に証明されていたと思うんですが、子供より大人の方が時間の流れは早く感じるという。今思いついたんだけど、これはある程度周りやら日本やら世界というものがあることが分かって、色んなことが習慣化されてしまうからじゃなかろうか。2月が来たら豆まいて、3月が来たら雛人形出して、と慣れていくから区切りがついてリズムがついて、言い方を変えると新鮮でなくなると。

と、なるべく自分にとって新しいものに触れていくようにしていきたい。この調子でいけば、定年の頃にはアマゾン川に居るかもしれない。もしくは、ガンジス川に浮いているかもしれないけども、これは自分なりに考えうる一つの「充実」なり「幸福」じゃなかろうか。ドザエモンはできれば勘弁してもらいたいけども。

いま一つ発想がカタチにならなかったのでほっぽっとくとして、
ヒラメキということについていうと、これは1月くらいと思うんですが、それこそどういうわけか21時前くらいに寝て、ぐうぐう寝て7時くらいに起きた日があったのですが、このとき、起きた瞬間になぜか、

「自分はもうすぐ会社に入って4年経つのだ」と急に思い立った。
というか、心のそこから認識した。

そして、4年間で得たことや、資産の状況、自分にできること、等々全て一度たな卸ししなければならない、と思った（結果、午前中の仕事が進まず、おまけにけっこうｶﾞｯｶﾘした）。10年という区切りがわりによく聞かれるけど、そういえば大学も4年だったし、この4年って区切り方は自分に合っているかもしれない、と思った。

いや不思議なもんですね。寝ている間も人は生きているのです、といみじくも最近やっと読んだ『バカの壁』で養老先生が仰っていたが、うむ、これのことかも知れない。

30歳でヤクルトスワローズの試合を見てたら（確か誰かがエンタイトル2ベースを打ったときに）作家になろうと思った人も居るんだ、まだまだ何があるか分からんのです。

バカの壁といえば、JETROさんに置いてある書籍が借りられるのを知って以来、とても重宝していて、常連になってきたのもわりに最近のはなし。死ぬほど読みやすい、とカドちゃんがBook-offに置いてあったのを制覇したという内田康夫は、なるほどすらすら読めて旅情ミステリーですごい。

ということで近況でした。あと、交友関係が異常に狭いです。
それと、最高気温が０℃を超えてきたので、とてもありがたい。

今日のまとめ：早く寝るといいことが起きる。

以上