追い出されない

少し前の話。

突然、房东（大家さん）氏から電話が。時間あるか？とのこと。

大学と語学学校の合間の昼間に、住んでいるマンションに房东氏がやってきました。と、続いて知らないおばちゃんたちがぞろぞろ4人入ってくる。
これ、この人たちがまっじ悪人で武器持ってたりしたら、ここで俺の人生終わる可能性もあるんだよな～と思いつつ、お迎え。
たまに外国で暮らしてるのを思い出すのは、こういうときです。

んで、話を聞くと、

房东氏「より蔵、俺、この部屋売ったから。」

え？

日本語の「売買（ばいばい）」と一緒で、中国語の「买卖（まいまい）」も音は一緒で高低が違うだけですが、間違いなく「売る」と言ってました。こんなに「売る」が明確に聞えたのは初めてでした。

すると、僕に今すぐ此処から出て行けとおっしゃるのか？
あ～ここで噂の人知国家が牙を剥いて契約書も何も意味なくなっちゃうのかぁぁ～と思いきや、持ち主が変わるだけとのこと。んで、契約内容も全くそのまんまだと。

おばちゃんは新房东だったんですな。
残り二人が何者なのか、結局不明でしたが・・・

んで問題は、
「不動産屋には言わなくて良いから！」と、ここけっこう強調してくる。
不動産屋とは全く関係のない話とおっしゃる。
とは言え、自分が契約したのはこのおっさんだろ？これ大丈夫なのかな～と思いつつ（たぶんだめ）、一通りの応酬を経て確認した後、まあ次の家賃支払の時までほっとくことにしてみました。家賃支払の時は不動産屋が絡むはずだから、どう捌くのか少々楽しみです。

識者によれば、契約結びなおした時の、不動産屋への手数料が絡んでるんだろうね、とのこと。

たぶん、日本にいたら問答無用で不動産屋に言うか、さりげなく不動産から事情を聞いてみたりするかと思いますが、まあこの辺ですよね。
冒頭の想像よろしく、ここで彼らが本気になって資格の大原を繰り出してきたら、授業受けてる間にあっという間に私財が渤海に沈められてる可能性もあるわけで（中国の引越し屋の手際の良さは中々のものです）、
いや、ないのかも知れないけど日本に居るときほど「ないっ！」とは断言できないわけで、どっかしらに自身の安全なり保身のための譲歩や妥協が入ると。語学力が上がれば、という問題でもない気がします。

一筆入れさせるとか手はあった気もしますが、おっさんを信じて大和民族伝統の日和見主義に走ってみました。
さて、問題起こるかな・・・