四川大自然パンダツアー総括。

ということで11日間の旅行から帰って来ました。
日程は、金曜の午前から翌々週月曜午後の授業の間に概ねきっちり収まりました（遅刻しましたが）。3,000m超の地点のホテル泊があったり、山登ると息切れしたりで、酸素スプレーはまじ大事でした。

中国携帯と地球の歩き方を失いましたが、あとはぎっちり楽しめました。
また語学やらにゃならんと思いを新たにしました。

出色だったのは、

■ツアーで一緒になる中国人の人の好さ
食事中や観光中も本当に親切だし、中国語褒めちぎってくれるし、嫌な思いひとつしませんでした。

■九寨溝・黄龍の美しさ
これはちょっと凄いです。お奨めできます。自然エライ！

■パンダのかわいさ
　これもちょっと凄いです。「好可爱啊（カワイイ）～！！」とため息もらす中国人にまじって、ほのぼの感動しました。しかし、なんでまたあんなに動きが人間っぽいんだろう。。
ほっといたら間違いなく絶滅するやつらですが、中国が国の威信をかけて保護しそうなので、まず問題ないでしょう。
クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、よろしくパンダの眼のとこの毛が黒じゃなかったり、たれ眼じゃなかったら、、、思いは尽きません。パンダ万歳です。

さて、帰りの飛行機で成都の地元新聞を見て、安部首相が北京に来ていたのを漸く知ったわけですが、ポイントは「就任後、（先ず米国に行くという慣例を破って）一番最初に我が中国へ来た」、という点みたいです。

歴史問題への反省も改めて表明しており中日関係の改善を期待できる、と好意的な論調でした。また「"A級戦犯を祭っている"靖国神社」と表記するのが通例のようです。サブリミナル効果抜群です。

ところで、レストラン、屋台の店員や公園の掃除人などなど、各種施設には明らかに人が余ってます。誰かがゴミを捨てるとピラニアのごとく寄ってきて掃除してしまうし。。
人口の多さが為せる業ですね。

一方で九寨溝ツアーの参加費は、国慶節かつ近年の人気で高騰しており3,000元弱。中国の一般（という定義が本当に難しいですが）人が簡単に参加できるものではないように思えます。
実際、参加者はインテリっぽくて教養ありそうな人ばかりでした。参加者は一様に日本製カメラ（Canon, SONY, NIKON等々、価格は日本と一緒）を持っているし、物価と照らし合わせると不思議なことばかり。金持ちはまっじ金持ちなんですね。
この国の格差の巨大さを感じるところです。

ともあれ、旅行先で出会った中国人諸氏には感謝感謝です。
政治問題はさておき、まずはこういった交流が大事ですね。日本にもどんどん来て、外貨を落として行って頂きたいところです。
日本の旅行会社には、相当なチャンスがあるとみました。