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2006年7月よりの天津での留学生活と、2007年7月から2008年6月まで、大連での労働生活を綴っていました。 帰国後4年の歳月を経て、2012年7月より上海にて駐在生活開始であります。

2025

0320
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2006

0826

今日は天津らんまんズなる、天津ブロガー会にお邪魔させていただきました。
ブログやってなくても誰でも参加可のようです。

現地で暮らす日本人同士のコミュニティがあって、お子様連れの方も多くて和気藹々でとてもいい感じでした。日本ではだんなさん奥さん、コドモも一緒に出席できる飲み会ってないのではないでしょうか?

だんなさんも仕事に慣れたり中国語が大変だけども、まあ毎日会社行っていれば良いわけで、奥さんこそ実は大変。来たときは友達も知り合いもいないし、上司の奥さん部下の奥さん、隣人奇人、変人軍人凡人。
狭い世界なればこそ女性同士ってのはまぁいろいろあるわけで、慣れるまでは心配が尽きません。
(想像です)

奥さんが楽しそうにしていないと、だんなさんも仕事に集中できないでしょうし、コドモの教育環境などなど悩みは尽きないわけでして、やはり一家の長たるものまずは家庭をしっかりしないといけないんだなぁとしみじみ思いました。

よし、結婚はしばらく先にしよう。

タイトルに戻って、天津の交通事情。2点追加です。
(前置きが長いのがこのブログの特徴です)

①なんと、天津タクシーの初乗りが8元になったのは、去年のことらしいです。
それまで何元だったかと言えば、ジャパネットたかたもびっくりの5元(≒75円)!

yuo_takata_01.jpgカシュガルと一緒じゃん・・・

そして今さら旅行の感想に付け加えると、天津よりぼろいタクシー(おんぼろシャレード"赤カブトムシ号")は中国にないです。少なくとも、西域にはありません。

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2006

0824

我喜欢吃豆腐。(豆腐を食べるのが好きです)

は文字通りの意味もありますが、
「女性に卑猥な話をするのが好き」という全く別の困っちゃう意味があり、本当に豆腐が好きな人や、語学学校にお世話になる日本人駐在員やいたいけな留学生が、先生方の軽い嘲笑の的となります。

でも毎日バイキングで豆腐が出るので、めいいっぱいよそることにしました。どうせにやにや笑われるならいっぱい食べた方がトクだもん。
オーストリア人のにっきい君は多分そっちの意味を知らないと見えて、本当に嬉しそうに豆腐が好きだ、好きだと連呼していました。欧米人が流暢に中国語を話すと、何だか不自然と言うか違和感があります。

先生方も全く悪意はなく、純な感じで「トーフ好きだってぇ、うふふ」、ってきゃいきゃいやってる風です。

「ほっとくと、どんどんキャラが作られてくんだよな・・・」

と駐在員で生徒の方が仰っていたのが印象的です。
まあともかく語学学校の先生はみんな女性で、みな元気です。

2006

0823

さて前回の結論で、めでたく単語を増やすことになったわけですが、果たせるかな英単語を含めて単語帳をやり切った記憶なんてもちろんありません。

今回も、懲りずに渡航前に一冊単語帳を買いました。
一日10個覚えようと何となく決めてみましたが、
1年やると、365日×10個=3,650語になるな、と概算した結果、なんだ3,600語じゃ響き的に大したことなさそうだなと思い、何と一日たりとも実行しませんでした。

ということで、さっそく精神論に入りますが、
考え方として、

「勉強が続かないのであれば、語学は早めに諦めろ」

ということではないかと。
続かないのは、結局のところ動機が弱いからだし、動機が弱いのであれば続けるのも労力がもったいないからです。
(会社にテストで何点取れと言われてる、というのも立派な動機です)
動機が強くなくても、あるいは明確でなくてもこつこつ続けられる人は、いわゆる語学が好きな人、つまり趣味でやってるわけで、ベンキョーではないんだから、苦痛でなくて当たり前です。

そもそもの始めたきっかけは、なんか外国語話せるとかっこいい、とか旅行でちょっと話したいとか、結構多いと思いますが、それだけだとまず続かない。使う機会がなくて、達成感がないから。
社会人ともなると旅行は長くても一週間だし、実は日本にいてちょうどその語学を使う外国人に出会う確率は恐ろしく低い。

ところが、語学は最終的に語彙力で決まる以上、センスよりも何よりも、こつこつ続けられるのが一番の才能です。一日10語(ってけっこうきついんですが)でも、続けられた人が一番偉い。
そして、語学といっても所詮コトバであり、一種のスポーツである以上、繰り返し繰り返しの鍛錬で覚えればどうにかなるはずです。
(ならないと非常に困る)

ということで、日本にいて、ぱっと思いつきで語学をやるくらいなら、(だいぶ遅い)流行りのオフバランス資産の発送で、語学は出来るやつに任して、好きなこと*にいそしんだ方が賢明と思われます。

IMG_14551.JPG(たとえば、らくだ乗りとか)

2006

0819

IMG_1673.JPGなんと、20日まで、天津博物館の特別展でダヴィンチ展をやってまして、そこでモナリザなどなど名画を一挙に観ることができます。5元で!
ぶらっと行ったらやっていて、僥倖でした。



もなりざ!  IMG_1664.JPG

いや~、さすがに天津市。
大前研一が経済顧問を務めてるだけのことはあります。
歴代首相を2人輩出、全国に名だたる南開大学を擁し、今後10年の最重要発展地区として位置づけられており、これから最もHotな都市と言えるでしょう。これにて、ルーブルまで行ったも同然であります。

天津博物館はかなり新しいようで、旧・歴史博物館に展示されていた「天津の100年」の展示もありまして、良港を擁していたために、諸外国から狙われ8ヶ国の租界地が置かれた歴史を追うことができます。

IMG_1678.JPG 観光バスも一台、ちゃんと来てました。来てたもん。

2006

0818

たまにはためになる話。
旅行をしていて思ったことですが、

「知らない単語は聞き取れない」

これはなかなか厳粛な事実であります。
おうむ返しにしてその場はごまかしているが、知らない単語はどうやっても聞き取れないんですね。知ってる単語とか、必要に迫られる単語は、混沌の音の洪水の中から聞き取れる。トイレとかバスの休憩時間の長さとか。

都度分からないのを書いてもらってもいいのですが、ちょっとそれも違う気もする。だって景色とか人とか、見るものはたくさんありますもん。語学勉強しに旅行へ行ってるわけでもないし。(まして、ブログをアップしに行ってるわけでもない。。)

まず旅行は楽しいのはマチガイナイのですが、語学学習への貢献を考えてみるとどうか。
どうも、その場の対応力や火事場力が上がること、正確な文法じゃなくとも伝わることが分かるようになることはプラスですが、やはりマンツーマン授業でくっちゃべっているのと比べると、(バスや電車に一日揺られて無言のことが多いので)効率は悪いようです。

らくだ。効率イクナイ!

2006

0817

兰州(蘭州)から北京まで、この旅4回目のぶっ飛びカードを使い2時間。
北京首都空港からバスで2時間。もう2時間程度のバス移動は何でもないです。

おんぼろシャレードタクシー(赤カブトムシ号)とけたたましいクラクションを聞くと、あぁ天津に戻ってきたんだなぁと実感しました。
改めて、天津はきれいで、でかい都市です。

帰り際、タクシーを停めて24時間営業の店で、榨菜丝肉面なるものをつるつる食べました。旅行前なら何となく我慢して部屋で飢えていくところです。「とりあえず黙らず話してみる」というのが旅行では絶対に必要になるので、そういった気持ちの部分がちょっと変わったかなぁと感じるところです。

寮までの運転手氏に、
「你倍儿酷!」 (クールだな!)と何度も言われました。
だいぶきてれつな格好だったのもありますが、運転手氏の男前のつぼに当ったらしいです。(ちょっとうれしい。。)
そういえば、天津の運転手氏はみな降り際に「谢谢」と言うと、
「不客气!」か「慢走!」って必ず返してくれます。いい人たちです。

旅の感想、まとめとしては、こんな感じでしょうか。

2006

0815

嘉峪関から蘭州へ飛び、半日観光して北京へ戻ります。
蘭州は羊が激しいうまさでした。西域でシシカバブーを食べてると、うまいんですが1本1本の量の少なさに何だか物足りなさを感じてしまう。しかし、蘭州の羊料理屋はここを見事に解消してくれました。

運転手氏が連れて行ってくれた店で食べた「烤羊排」。あぶり焼きした羊肉に、塩とスパイスを付けて食べます。むっ!この皮のぱりぱり感と油のしみだし方は!!
北京ダックそのもの。でも野趣に富んでて実にうまい。羊肉バンザイです。

ちなみに、蘭州は地理的に中国の中心に在る都市だそうですが、イスラームのモスクやイスラーム料理がかなりあります。

蘭州は、黄河にかかる一番目の橋がある都市です。IMG_1529-27.JPG
峻険に挟まれており、南北にやたら狭く、東西にすごく長い街の作りです。
今まで訪れた街も、盆地だから50℃までいくとか、砂漠のど真ん中にあるとか、下痢になるとかたいがいマトモなものはなかったですが、ここもまたすごい。地形が。

稲村ガ崎のガケをもっときつくしたような山に、黄河を挟んで新宿のビル群を持ってきたような、えらいこっちゃな都市でした。空港まで70キロあるので、移動も一苦労です。考えてみれば、成田から東京だってかなりの距離にあるわけですが、東京というか関東圏はあまりに密集していてでかいので、「一都市」というイメージが湧きづらいものがあります。
(従って、あんまり関係ないですが町田市出身者が「東京出身」と平気で言ってのけるような事態が起こります。実に嘆かわしい)

その点、中国の「都市」をイメージする時は、都市同士がとても離れていて、まったく別個の都市としてみることができます。常に、東京から仙台、名古屋くらいの移動イメージ。ドラクエの町と町みたいな距離感です。これをルーラ(飛行機)していると思うと割と分かりやすい。
もしくは、より分からなくなる。
IMG_1529-29.JPG



要は中国はでかい、ということです。
 (←黄河下りもしくは遭難)

2006

0814

13時発のバスで敦煌から嘉峪关へ。
お世話になりまくりの『地球の歩き方』によると、所要5時間程度。

んが、着きません。遅くとも19時には着いて万里の長城の西端を見るはずが、全然着きません。

そういえば昨日チャーターした運転手氏が
「バスで行くのか?10時間かかるからやめとけ!」と言ってました。
他にもなんかごちゃごちゃ言ってましたが、現状聞き取れるのは大事な数字の部分だけなわけで、後は顔色をうかがいながら自分に都合のいいように解釈します。

天下のバイブルが5時間と言ってるのに、運転手氏は10時間と言っている。
さあ、これをどう解釈すべきでしょうか。

2006

0813

鸣沙山、月牙泉なる景勝区が敦煌にあります。
地元の人は5元で観光客80元という激しい価格設定です。

敦煌は映画『敦煌』で有名になり、90年代ちょい前に人気が最盛期だったそうです。気が付かなかったのですが、「ひとたびはポプラに臥す」もシルクロード旅行記で敦煌を通ってるんですね。
何だか具体的なイメージがないけど、名前は何だか売れている、というのが敦煌のイメージでしたが、けっこうこてこての観光都市でした。
IMG_1464.JPG
そして、このベタな観光地っぷりが好きになりました。
市街は適度にコンパクトだし、
見所は鸣沙山の他にも三大石窟の一つの莫高窟(本来、順序が逆)がある。
本当に沙漠のど真ん中にある感じです。

何より、らくだに乗れる。。これは外せません。
イメージのまんまの沙漠を、らくだでのこのこ移動できます。
これはしびれました。。隊商もマルコポーロも三蔵法師も猪八戒もえらいですが、とにかくらくだが一等えらいです。
トルファンにいたロバの時も思いましたが、生来よほどがまん強い生き物なんでしょう。らくだがもう少し反抗的だったら、人類はもう少しみじめな生活を強いられたろうとおもいます。
IMG_1479.JPGらくだ的人類。

ちなみに、らくだはしゃがむとき前脚のヒザをがくんと折ってついて、そこから三段階くらい経てしゃがみこみます。らくだ集積地は、田舎のじいちゃんちの牛の納屋のニオイがします。(要はふんがすごいです)

らくだまり。 らくだまり。

2006

0812
ということで、敦煌でまとめて書いてます。
ゆえあって、今日から一人旅です。
すきま風君、ご迷惑をお掛けしましたがありがとうございました。

取った旅館が残念ながら外国人が泊まれず、おかみが熱心に別のホテルを手配して、ホテルまで連れてってくれました。
こういうのがあるから楽しいです。

ウルムチから敦煌は飛行機で1時間半。
ほかの都市もそうですが、とにかく夜が遅い。。
(北京時間)21時でまだ外が明るいです。日中は暑くてやってられません。ので、部屋を取ってさっさと寝ました。

換気しようと窓を開けていたのですが、砂漠の中のオアシス都市で乾燥した空気を入れて寝ることの愚に気づくのが少々遅れました。

クリーニングが出せないので、自分でしこしこ洗って干して部屋の湿度を確保します。

もう部屋で熱水が出なくても驚きません。
寝台車がまっじ狭くても驚きません。
いま深夜二時ですが、繁華街が賑わいまくってても驚きません。
プロフィール
HN:
より蔵@上海
性別:
男性
自己紹介:
-留学生活の記録-

◇訪問都市(増殖予定):
≪中国国内≫
北京、天津、上海、杭州、蘇州、黄山、ハルピン、長春、青島、泰山、承徳、ウルムチ、トルファン、カシュガル、ホータン、敦煌、嘉峪関、蘭州、銀川、西寧、ゴルムド、フフホト、バオトウ、オルドス、西安、華山、郑州、少林寺、洛陽、太原、平遥、大同、成都、九寨溝、黄龍、四姑娘山、楽山、峨眉山、昆明、大理、麗江、ラサ、シガツェ、オールド・ティンリー、ダム、海口、三亜、文昌、広州、桂林、陽朔、長沙、韶山、岳陽、武漢、アモイ、香港、マカオ
遼寧省内都市(瀋陽、盤錦、営口、鞍山、阜新、旅順)

帰国後ーーー
貴州、福州、曹妃甸、重慶

≪外国≫
ネパール(カトマンズ)、シンガポール、イタリア(ローマ、ベネチア)

帰国後ーーー
インドネシア、ロシア、韓国、マレーシア、UAE、カタール、エジプト、インド

◇山
黄山、五岳(泰山、華山、嵩山、恒山)、北京:香山、雲南:玉龍雪山、四川・四姑娘山・楽山・峨眉山、旅順:二〇三高地
八宝山(いずれ・・・)

◇三大石窟(コンプリート)
雲剛石窟、龍門石窟、莫高窟

◇旧ヤマトホテル(コンプリート)
大連、瀋陽、長春、ハルピン

◇ハーフマラソン
(新宿):2時間強
(上海):1時間53分
(アモイ):1時間54分
(万里の長城):2時間39分
(北京):1時間56分

◇10KM
(香港):56分左右。。
(大連駅伝2区):47分

◇ゴルフ:
≪2007年≫
118(57-61)@天津温泉
109(58-51)@天津温泉
121(56-65)@大連金石A
116(59-57)@上海旭宝
116(64-52)@天津温泉
115(52-65)@大連金石A
67@棒棰島
126(66-62)@大連CC
116(57-59)@大連金石B
116(54-62)@大連CC
59@大連金石B
106(55-51)@天津温泉
112(56-56)@天津温泉
129(61-68)@大連金石A

≪2008年≫
106(54-52)@天津温泉
118(60-58)@天津温泉
46@天津温泉
105(49-56)@大連金石A
115(56-59)@大連金石A
106(55-51)@大連金石B
107(51-56)@天津温泉
54@大連CC
133(69-64)@大連金石A
98(48-50)@大連金石B
96(45-51)@北京順義
109(53-56)@大連金石A
103(51-52)@上海旭宝

≪2012年≫
110(58-52)@旭宝-東南
103(50-53)@青浦
109(54-55)@旭宝西北-青
102(53-49)@旭宝中東-青
97(45-52)@旭宝西北-青
98(50-48)@嘉定-白
106(55-51)@旭宝西北-青

◇エルゴメーター
(2km):6'27
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